理事のご紹介

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理事

::: 堀派神崎流家元 :::

神崎貴加江
 
神崎貴加江 世界
「世界」

神崎貴加江

Kanzaki, Takae

6歳で、叔母である先代家元ひで貴師の初めての弟子となり、亡くなるまで常に傍らで地唄舞を学ぶ。12歳で名取、神崎貴江(たかえ)となり、高校生で師範になる。
20歳の頃よりひで貴師の助手として、指導にあたる。
子ども達への伝統芸能の普及を目指した指導や、地元の県立高校での授業を長年に渡り担当する。
ひで貴師亡き後、理事制を経て平成18年二世家元となり、貴加江(たかえ)と改名。
現在は足利、江東区南砂町のお稽古場や、NHK文化センター横浜で指導にあたる。

メッセージ

「舞は祈り」「舞には、舞い手の心がそのまま表れる」
よく、先代から言われた言葉です。
先代は舞い手や師匠としてはもちろん、人として、女性としても、常に私の大きな目標でした。そのひで貴師が、生涯をかけ大切に守り育ててきた堀派の舞の素晴らしさを、もっと多くの方に知っていただきたい。私は地唄舞を通して繊細な心の機敏や高い美意識、見てくださる方への思いやりなど日本人の素晴らしさを学びました。
さまざまな想いを胸に、皆がそれぞれ舞の稽古に励みます。そこには初心者もベテランもなく、感謝や祈りという同じ「核」を「舞の型」に包んで、自分と向き合う貴重な時間として、大切にしています。
この想いが、一人でも多くの方に届くよう願っています。

 

::: 理事 師範 :::

神崎貴映
 
神崎貴映 こすの戸
「こすの戸」

神崎貴映

Kanzaki, Kiei

3歳で、先代家元神崎ひで貴の門弟となる。
4歳で、初舞台を踏む。
幼少の頃は、ひで貴師のもと、長唄・清元・常磐津を習う。
12歳で名取、神崎貴映(かんざききえい)となり、以後、地唄舞を学び、16歳で、師範になる。
長唄・三味線を今藤未知に師事。
ひで貴師亡き後、日本橋高島屋ローズサークルの地唄舞教室の講師を努める。その後、自身の地唄舞教室を日本橋で主催。ワークショップでの指導や、様々なアーティストと、幅広く活動。
女子美術大学芸術学部卒業。

メッセージ

地唄舞の面白さは、眼の使い方と表現・間の取り方と表現・息の吐き方と表現だと思います。感情という形をこの3つの表現を身体で型として、身体の眼と心の眼で表現し、音と身体の動きの間を表現し、息をコントロールし表現することを舞う。そして、地唄舞は“何かの感情”になりきることが重要で、このことが地唄舞のテーマでなないのか……と私は思うのです。
地唄舞のイメージとして、桜の花ではなく、桜が散ったあとの紅葉した葉の美しさ、満月ではなく上弦の月、雪景色ではなく雪の降る前の静けさと匂い、地唄舞のお稽古はそんな時間を心で感じ、体感できると確信しています。

 

::: 理事 師範 :::

神崎貴水
 
神崎貴水 珠取海女
「珠取海女」

神崎貴水

Kanzaki, Kisui

日舞の経験は一切ないまま、日本橋高島屋ローズサークルの地唄舞教室に参加、はじめて舞扇を手にする。腹式呼吸、運びなど初代家元ひで貴師の丁寧な指導のもと、「黒髪」のお稽古で地唄舞の魅力に目覚める。
交通事故に遭ったことをきっかけに直門となり、平成4年名取名「貴水」をいただく。平成7年師範を許される。
近年は、地唄舞をもっと知ってもらいたいと、地元蕨市の邦楽舞踊連盟にも参加している。

メッセージ

私にとって地唄舞は、日常の慌ただしくストレスフルな生活から、一気に別世界へ飛んでいける“魔法のじゅうたん”のような存在です。着物を着て、情緒あふれる地唄の音色を聴く、それだけでざわついた心が鎮まります。そして、普段はどこかに置き忘れてしまった“ひたむきな恋心”を感じることができます。
また、地唄舞を知ることにより、能や文楽など古典芸能への理解が深まるのも楽しいことです。あなたも、地唄舞が導くアナザーワールドを体験してください。

 

::: 理事 師範 :::

神崎貴乃介
 
神崎貴乃介 黒髪
「黒髪」

神崎貴乃介

Kanzaki, Kinosuke

幼少期より17歳まで洋舞を踊っていたが、大学生の時に能に出会い、その身体づかいに魅力を感じる。
伝統芸能の身体づかいを研究テーマに据えて大学院に進学、現在まで伝統芸能の研究を継続している。
30歳の時に年齢を重ねることがプラスになることを始めたいと考え、入門。
その後名取名「貴乃介」をいただく。
平成25年に師範となる。
現在は、大学の体育実技の授業で日本舞踊と地唄舞を指導する。

メッセージ

研究者の立場から様々な流派の舞や踊りを観る機会がありますが、神崎流の振付は、初心者でも楽しく舞えるところに特徴があるように思います。大学の授業で学生に舞わせていますが、それぞれがちょっびり恥ずかしがりながらも地唄舞の恋心の世界を演じながら舞い、一人一人の表現の違いも皆で楽しむことができています。中腰姿勢を維持するために身体的な負荷も大きい舞ですが、精神的に非日常を味わえ、心身ともにリフレッシュとなるようです。
お若い方にもぜひ楽しんでいただきたい舞です。

「世界」 「世界」 「出口の柳」 「出口の柳」 「滝づくし」 「滝づくし」 「万歳」 「万歳」 「松づくし」 「松づくし」 「三国一」 「三国一」 貴水 名取式 貴水 名取式 貴乃介 名取式 貴乃介 名取式